店舗オープン

“お客様へさらなるサービスと感動を”
そんな想いから実現した、
リアルショップオープンプロジェクト

2016年8月にオープンした当社初のリアルショップ「ブルークウォッチカンパニー心斎橋店」。この店舗オープンは、創業以来インターネットのみで飛躍的な成長を遂げてきた当社にとって新しい一歩となる画期的なプロジェクトだった。

創業以来のもっとも大きな挑戦

「インターネット業界で月商300万円を超えれば立派」といわれていた創業当時、創業3年で驚異の月商1億円を達成した当社。ブランド雑貨事業をはじめとした事業拡充を実現するなど、一見順風満帆に思えたが、2010年以降次々と新しい課題に見舞われるようになる。

中でも最大の課題は、スタッフのお客様目線の意識の欠如だった。それが影響して、ネットショップのレビューには評価の低いコメントがちらほら寄せられるように。

「原因のひとつは、お客様が目の前にいないことにありました。実際にお客様の前に立ち、期待以上のサービスと感動を提供していきたいという思いから、実店舗を持つというアイデアが生まれました。」(青松)

ここから、当社初の実店舗オープンに向けたプロジェクトが動き出す。青松が実店舗を持つことを思いついたのは、なんと店舗オープンのたった1年前。創業以来、一度も考えたことがなかったアイデアだった。

若手社員にこそ成功体験を

若手社員にこそ成功体験を

ゼロからの挑戦となったこのプロジェクト。まず心斎橋に自社ビルを購入。店舗兼オフィスとして使えるように改装工事を行い、店舗オープンに向けてコンセプトやレイアウト、看板のデザインなど、すべて一から考えていく必要があった。

プロジェクトを中心に担ったのは、当時の新入社員を含めた若手社員たち。入社まもない彼らが自ら設計デザイン会社とのミーティングを重ね、「お客様が求める商品がいつでも手に入るほどの品揃えがある、居心地の良い空間にしたい」という思いをこめ、「Watch Library」という店舗コンセプトが決まった。

「若手社員にこそどんどん成功体験を積んでほしいという思いがありました。きっとかなりのプレッシャーがあったと思いますが、素晴らしい提案をしてくれた。彼らにとっても、大きな自信につながったのではないかと思います」(青松)

「ブルークウォッチカンパニー心斎橋店」のオープン

そして最初の構想から約1年後の2016年8月、ついに「ブルークウォッチカンパニー心斎橋店」がオープンする。一番のこだわりは、やはり品揃えの豊富さ。空間を最大限に使い、より多くの商品を展示できるレイアウトにすることで、圧倒的な商品数を肌で感じてもらえる空間が完成した。

期待と不安を抱きつつ迎えたオープン当日は、大勢のお客様が来店。ショーケースの商品をじっくり吟味し、実際に購入して笑顔で店を後にするお客様の様子を見て、メンバーは感謝と喜びを強くかみしめたという。
また、オープン当日のレセプションパーティーでは、オペラ歌手を招き店内でクラシックコンサートを開催。その話題性もあり、より認知度を高めることができた。

まだまだファーストステップ。
当社ならではの感動をもっと多くのお客様に届けたい

実店舗のオープンは、絶大な効果を生んだ。実物を手に取り、直接ウォッチアドバイザーと言葉を交わして安心感を持って購入できるようになったことで、一番の課題だった顧客満足度は急上昇。高価格帯の商品も次々と売れるようになり、売上をV字回復させることができた。
さらには実店舗の存在がECとの相乗効果を生み、ECでの売り上げも好調に。実店舗を持っている会社なら信頼して買える、という声もたくさん寄せられるようになった。

このプロジェクトは、当社にとっての最大の挑戦であり、ターニングポイントでもあった。次のステップとして「O2O(online to offline)」を実現する足がかりとなったのである。

「お客様をもっと身近に感じながら、よりニーズに合った顧客サービスを充実させていく。そのために、実店舗展開は今後も積極的に進めていきます。今はまだ大阪でしか手に取っていただくことができませんが、もっと多くのエリアのお客様に感動をお届けするために、これからも挑戦を続けていきます」(青松)

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