時計メンテナンス
お客様の”一生もの”を
サポートするために小さな挑戦の
積み重ねを続けていきたい。
世界的有名ブランドの時計部門で、時計メンテナンスを約14年経験してきました。当社へ応募した当時、ECだけでなく店舗もオープン予定だと聞き、ECと店舗の両軸で自分の技術を発揮できることにおもしろさを感じ入社を決めました。
ふたたび時計が動きだす瞬間に心が躍ります
私は時計技師として、出荷前点検や購入後のメンテナンス対応など、1日におよそ20~30本のメンテナンスをおこなっています。その他にも、新商品の操作レクチャーや、社内へのアドバイスなども大切な仕事です。
時計の不具合の原因は多岐にわたります。時計を分解し、部品を一つ一つ確認しながら原因を探っていく必要がありますが、これがなかなか大変な作業で。ときには1日がかりになることもあります。ですが、なんとか原因を見つけ出し、止まっていた時計がふたたび動きだす瞬間は、毎回心が躍ります。1本の時計を何世代にもわたってご愛用いただくお手伝いができることは大きなやりがいですね。
小さな挑戦の連続が大きな成功へつながる
前職で長年メンテナンスをしていましたが、実は機械式ムーブメント(※1)にふれる機会は少なくて。なので、入社当時は機械式時計のオーバーホール(※2)には少し苦手意識がありました。一方、当社では多種多様な時計を扱っているので、すべてのメンテナンスができるよう技術を磨かなければいけません。そこで、私個人が持っていた機械式時計を分解して練習を重ね、技術の腕を磨きました。
このときの小さな挑戦の連続があったからこそ、今の自分につながっていると思います。今では、高級腕時計ブランド・ゼニスが開発した機械式時計で、その高性能さゆえにオーバーホールの難易度が高い「エルプリメロ」のメンテナンスができるまでにスキルアップできました。
※1:ムーブメント…時計の駆動をつかさどる内部機構のこと
※2:オーバーホール…時計の分解掃除のこと。ムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げることで最善の状態へメンテナンスすること
時計技師を育成することが今の目標。いつかは時計を作りたい!
当社では、社員一人ひとりが大きな戦力です。良い商品を、良い状態で、いち早くお客様のもとに届けるために、全社員が協力しあって会社を創り上げていることを日々実感しますね。私は特に「丁寧さ」を大切にしています。時計のメンテナンスはいうまでもないですが、社内でも相手の立場に立った真摯な対応をこころがけることで仕事もスムーズに進みますし、それが結果的にお客様にとって良いサービスにつながると信じています。
今後は社内で時計技師を育成することが私の目標です。そしていつかは自分の技術の集大成として、時計を一から作り上げるという大きな夢を叶えられたらいいなと思っています。
1日のスケジュール
出社
テスト品チェック
ランニングテスト中の時計が正常に動くかどうかの確認をおこないます。
出荷商品の検品
本日出荷の時計に傷や汚れがないか入念にチェック。
お昼休憩
しっかり休んで午後にエネルギーチャージします!
入荷品などの点検
入荷した時計や店頭陳列前の時計などの点検をします。
技術指導
この日はサイジングについての指導を実施。
退社
明日のタスクを整理して退社します。